デービス社、Vantage Pro2用新型レインコーン"AeroCone"を発表

2024年 03月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       
今日
春分の日
2024年 04月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
 
新型レインコーンが正式アナウンス

1月のInternational Weather Summitで公開されたVantage Proシリーズ用の新型レインコレクターコーン
"AeroCone"(エアロコーン)がデービス社より正式に発表されました。既にアメリカ国内向けには出荷が始まっており、
日本向けには4月出荷分から、この新しい"AeroCone"を装備したVantage Pro2シリーズに切り替わります。
国内でのエアロコーン搭載Vantage Pro2の出荷は6月からになる予定です。
また全てのVantage Pro2シリーズが新型コーン搭載モデルに置き換わりますが、現在の在庫の関係で
モデルによって新型コーン搭載モデルの出荷時期が前後する場合もありますのでご了承ください。

暴風雨の時こそ新型コーンの本領発揮です
Vantage Pro2のコンソールはそれ自体がいろいろなアドバイスをしてくれるのをご存知でしょうか?
コンソール下部のチッカーと呼ばれるゾーンには設定時やトラブル発生時に役に立つ様々なコメントが
表示されるのはご存知だと思いますが、例えば上の写真のように"Hold Onto Your Hat"(びっくりしないでね)と
表示されることがあります。まさに強風で帽子が飛ばされそうなのを必死に押さえている様子が目に浮かびます。
あるいは"It's raining cats and dogs"(土砂降りになっています)なんてコメントが出ることもあります。
気象状況に応じてこんなポップをコンソール上に見つけたことのある人も少なくないでしょう。
そんな暴風雨の状況の時こそ、新型"AeroCone"が本領を発揮するのです。
  新旧レインコーンの比較
上の図は新旧レインコーンに強風が吹きつけた時の空気の流れを比較したものです。
旧タイプのレインコーンでは強風がレインコーンの筐体にぶつかった際に上方に巻き上げられ、
レインコレクターの口の部分でレインコレクターに入ろうとした雨水をはじきとばしてしまうことがありました。
このため実際の雨量よりも少なく雨量をカウントしてしまうという事象が起きていました。
新しいデザインのレインコーンはこの点を改善し、風を円錐の回りに流します。
それにより、レインコレクターの口での乱気流と摩擦を減らすことができ、測定精度が向上しました。
レインコレクターの開口部のサイズやベース部のサイズに変更はありませんので、これまでのレインコーン、
レインコレクターとの互換性は保たれています。旧型コーンから新しいAeroConeにグレードアップしたい方には
エアロコーン・リプレイスメント・キット(#6462)が用意されています。

暴風雨時などの測定精度を向上させた新しいエアロコーンの出荷まで、今しばらくお待ちください。
 
davis_logo当社はデービス・インストゥルメンツ社の日本総代理店です。

 

ページトップへ