ウェザーステーションのメンテナンスは気候のいい春に行うのが最適!

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春はウェザーステーションのメンテナンスに最適
ウェザーステーションをお使いの皆様はメンテナンスはどうされていますでしょうか?ウェザーステーションのISS(集積センサースイート)部分は屋外に設置するのが基本ですので、いわゆる雨ざらし状態になりますから、ほこりが溜まったり、風で飛んできた木の葉などがレインコレクターの集雨口に溜まったりということは避けられません。場合によっては鳥が糞をして行ったりということもあるかも知れません。気候のいい春は屋外に出てウェザーステーションのメンテナンスをするのにもいい時期ですので、この機会にお手入れをされることをお奨めします。このページではウェザーステーションのお手入れについてご紹介します。
エーオーアール屋上のVantage Pro2 先日弊社に初期のVantage Pro(Vantage Pro2ではありません)をお使いのお客様から「屋外温度・湿度や風向風速のデータが取れなくなったので修理してほしい」というご依頼がありました。初期のVantage Proは既に製造中止になってから10年以上が経過していますが、おそらくお客様がお買い求めになられてから15年以上が経過しているものと思われます。デービス社のウェザーステーションは耐候性の樹脂素材を使った筐体に収められており、このように15年以上の使用にも耐えられる製品となっていますが、定期的なメンテナンスをされることで寿命をより一層延ばすことが可能です。今回のお客様の場合はセンサー類の故障ではなく、ラジエーションシールド内のSIM基板が雨が吹き込んで錆びてしまったことによる故障でした。現在のVantage Pro2は改良されてSIM基板は密閉型のハウジング内に収納されていますので、このような故障は殆どないと思います。今回はSIM基板の在庫がありましたので、交換の上ご返却させていただきましたが、現在もお客様の元で引き続きご使用いただけています。
さて、上の写真は弊社の屋上に設置してあるVantage Pro2(ケーブル式)ですが、こちらも設置して10年ほどが経過しており、現在AOR, Tokyo, JPNという名称でウェザーリンクIP経由でデービス社のWeatherLink.comウェザークラウドにデータをアップロードしている機体です。(この機体のデータはこちらから見ることが出来ます。)長年使っているとこの写真のように埃が溜まってきますし、この機体の場合は直射日光と風雨でSIM基板を収納しているハウジング部のフロントパネルが痛んだため交換しています。そのためSIM基板ハウジング部のみ他と比べてまだ色が白く、きれいになっています(笑)。
 

レインコレクターのクリーニング

レインコレクタ内の埃レインコレクターのコーンを反時計回りに回転させて取り外すと、写真のように内部には砂埃が溜まっていました。これらもクリーニングしておくことで精度を保つこともできますので、年に一度はレインコレクターコーンを取り外して清掃されることをお奨めいたします。レインコレクター及び転倒マスのクリーニングの際には、あらかじめSIMに接続されているレインコレクターのケーブルをSIMから取り外してください。ケーブルを接続したままですと、クリーニング中に読み取った不要なデータがコンソールに記録されてしまいます。クリーニング中にも他の気象要素のデータを記録し続けたい場合等で必要ならばケーブルを接続したままでも構いませんが、クリーニング中に転倒マスが倒れた回数をカウントしているデータは全く不要なデータですので、クリーニングが終了してから不要なデータを消去して下さい。
クリーニングは以下のような要領で行います。

1.柔らかい布に石鹸水を浸し、コーン、ゴミ除けスクリーン、転倒マスのゴミや埃をふき取ります。
2.コーンの注水口とレインコレクターベースの排水口をパイプクリーナーで洗浄します。
3.上記の洗浄が終わったら、きれいな水で濯ぎ落とします。
4.コーンを取り付け、ゴミ除けスクリーンをコーンの注水口に取り付けます。
 

ラジエーションシールドのクリーニング

ラジエーションシールド内のクリーニングラジエーションシールドの表面に汚れが目立ったり、ほこりがたまっているときは、各プレートの表面や縁の部分を湿った布で綺麗に拭き取ります。但し、ラジエーションシールドのクリーニングの際、スプレーで水を吹きかけたり、過度の水をかけたりしないでください。ラジエーションシールド内部には温度・湿度センサーが内蔵されています。過度の水をかけるとセンサーに損傷を与える場合があり、通信中のデータや数値に影響が出ることがあります。(右の写真の中央上のプレートに乗っているのが温度・湿度センサーです)
少なくとも年に一度はラジエーションシールドを点検し、ほこりや昆虫の巣があれば除去して下さい。放置しておくと精度の劣化の原因になります。
ラジエーションシールドのクリーニングは以下の手順で行います。
1.レインコレクターコーンを反時計回りに回し外します。
2.+(プラス)のドライバーを使って各プレートを保持している3ヶ所の100mmボルトを緩め、プレートを分離します。
3.それぞれのプレートにたまったほこりや昆虫の巣などを除去します。
4.クリーニングが終わったらプレートを元に戻します。各プレートを重ね合わせ、3ヶ所のネジ穴に100mmボルトを入れ、+ドライバーで締めます。
Davis屋上のVantage Pro2この他、SIMハウジング部のフロントカバーが緩んでいないか、変形していないかなども確認しておくとよいでしょう。風力センサーはウインド・カップを取り付けているネジのゆるみが無いかを確認しておきましょう。風力センサーアームが正しく真北を向いているかもこの機会に確認しておくとよいでしょう。年に一度のメンテナンスでより正確な気象データの収集ができるようにいたしましょう。
左の写真はサンフランシスコのデービス社屋上に設置されたVantage Pro2プラス(ワイヤレス式+24時間循環ファン付)ですが、当社屋上のVantage Pro2よりもかなり年季が入っていますね。これは11年目になる機体のようですが、ソーラーパネルはこんな状態でもしっかりと発電を続けています。皆さんも是非安心してデービス社ウェザーステーションをお使いください。万が一故障などが発生した際は弊社が責任をもってアフターケアをさせていただきます。

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