いつでも、どこからでも測定した気象データにアクセスできます!
デービス社のウェザー・クラウド WeatherLink.com が2.0にバージョンアップしました。新しくWeatherLink.comにアカウントを作成し、デービス社ウェザーステーションのデータをアップロードしている方は勿論ですが、旧WeatherLink.comをご利用になられていた方の移行も完了し、既に新しいWeatherLink.comを利用されていることと思います。ここでは新しいWeatherLink.com 2.0の機能の概要をご紹介します。
Bulletin画面
まずメインとなる"Bulletin"(現況気象)画面です。旧WeatherLink.comはブルーバック(空に雲が浮かぶデザインですが)に文字のみでデータが表示されていましたが、これがウェザーリンク・ソフトウェアのようなグラフ表示画面になり、しかもデザインがはるかに今風になりました。
またBulletin画面のダッシュボードは自由にカスタマイズすることができ、それぞれのタイルの位置をお好みによって移動させることが出来ます。お客様の仕事の上で重要な順番にタイルを並べ替えることが出来ますし、大きさも変更することが可能ですので、インストールされている全てのセンサーのデータの表示をお好みに応じてアレンジし、アップロードしたデータを離れた場所からでも閲覧することが出来ます。
Chart画面
Chart画面ではY軸上に最大4つまでの異なるセンサーデータ単位を表示させ、棒グラフや折れ線グラフでビジュアル化させることができます。(グラフは取り付けられたセンサー・データをすべて表示することが出来ますが、Y軸上にデータの単位を数値で表示できるのが4つまでという意味です。例えば気温の℃、湿度の%、気圧のhPa、風速のm/sの4つ等を選択して表示します)X軸上では表示するスパンを、詳細を見るために1時間表示にズームインしたり、傾向を見るために1年間表示にズームアウトしたりすることが出来ます。
Data画面
Data画面ではウェザーステーションで収集したデータを生の数値で表示します。データを降順、昇順でソートすることも可能です。これまでのWeatherLink.comと大きく違うのが、これまでは一度ウェザーリンク・ソフトウェアにデータを読み込んでからExcelなどで処理するためのcsvファイルに書き出す必要がありましたが、このWeatherLink.com2.0ではサイト上からダイレクトにcsvファイルでデータをダウンロードすることが可能になりました。測定したデータを一度csvファイルに変換してExcelで統計的に処理していた方には手間がひとつ省けるということで、待たれていた機能ではないでしょうか?尚、Chart画面とData画面にアクセスするためにはWeatherLink.com PROプランまたはPRO+プランに加入することが必要になります。
Map画面
Map画面では世界中のWeatherLinkネットワーク内の公開されているウェザーステーションのコミュニティを表示したり操作したりすることができます。ステーションをクリックすると現在のデータの概要が表示され、[bulletin]ボタンを押すと、そのステーションのカスタマイズされたウェザー・ダッシュボードを表示させることができます。
Mobilize画面
Mobilizeアプリはデービス社の新しいiOSとAndroid用ウェザー・アプリです。Mobilizeを使用することで天気はもとより、霜、作物、灌漑のビューをカスタムに作成することができます。冬の寒い時期に農作物を凍らせないように監視したり、乾燥した時期に灌漑をする必要性を判断したりする強力な支援ツールとなります。
尚、デービス社が公開しているサンフランシスコ近郊のヘイワードにあるデービス本社付近の気象データにはこちらからアクセスできます。
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